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2歳の初ちゃん「駅長」初仕事 鉄道好きで就任、JR芸備線・木次線の備後落合駅

2021/4/19 14:01
奥出雲おろち号の前で、地元住民や乗客と記念撮影をする初ちゃん

奥出雲おろち号の前で、地元住民や乗客と記念撮影をする初ちゃん

 JR芸備線と木次線がつながる庄原市西城町の備後落合駅で「こども駅長」が誕生した。母親とよく駅に来ていた同町の須谷初(うい)ちゃん(2)。存続に揺れる路線を盛り上げようと備後落合ガイドの会の依頼を受け、18日に初仕事をこなした。今後も、ガイドの会が駅でイベントを開く際に不定期で登場する。

 午後0時35分すぎ、この日から春の運行が始まったトロッコ列車「奥出雲おろち号」の到着を伝える音声が流れると、旧国鉄の帽子をかぶった初ちゃんがホームに駆け上がった。約20人の乗客を出迎えて記念撮影に臨み、乗客からは「かわいい」の声。約20分後に発車したおろち号を見送り、初仕事を終えた。

 初ちゃんは1歳の時から母陽子さん(40)に連れられて備後落合駅を訪れ、列車を眺めたり手を振ったりする鉄道好き。その姿をほほ笑ましく見ていたガイドの会代表の永橋則夫さん(78)が昨年4月、「こども駅長」の構想を思い付き、就任を打診した。

 初仕事を終えた初ちゃんは「楽しかった」と笑顔。陽子さんは「子どもの記念になればいいと思って、引き受けた。地元の方や乗客に喜んでもらえてうれしい」とほほ笑んだ。

 JR西日本の長谷川一明社長は2月、新型コロナウイルス禍で「ローカル線の維持が難しくなってきた」と言及した。永橋さんは「廃止になった三江線の二の舞いにはさせない、との思いで活動している。こども駅長を沿線の活気づくりにつなげたい」と語った。(伊藤友一)


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