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瀬戸内海眺めワインと料理 三原市須波に「瀬戸内醸造所」26日開業 ワイナリー併設

2021/4/19 21:52
焼き杉を使った瀬戸内醸造所をアピールする太田社長。右がレストラン、左がワイナリー棟

焼き杉を使った瀬戸内醸造所をアピールする太田社長。右がレストラン、左がワイナリー棟

 三原産ブドウを使ったワインや創作料理を提供する観光複合施設が26日、三原市須波西にオープンする。市内で初のワイナリーも併設する「瀬戸内醸造所」。施設と同名の運営会社の関係者は「瀬戸内の食材や景観は一流。広島の新たな周遊スポットに育てる」と意気込んでいる。

 海沿いの造船所跡地約29アールに、焼き杉を使った木造のレストランとワイナリーの2棟を建築。「海と山をつなぐ」をコンセプトに、両棟の間に架かる屋根は上側に佐木島の山、下側に海が望めるよう設計した。

 ワインは同市高坂町のニューベリーAや竹原産キャンベルを使った赤、白、ロゼ。庄原産リンゴのシードルも出す。ワイン事業は3年目になり、同社はこれまで石川県などで醸造してきたが、今夏から同所で醸す。食事は地元で水揚げされたタコやタイ、トマトなどを素材にしたコース料理。食材の歴史や特徴も含めて楽しんでもらう。

 三原市出身の太田祐也社長(37)が瀬戸内の海岸を見て構想を練った。事業費は約1億6千万円。当初は融資先や自治体から採算性などを不安視する声もあったが、飲食や醸造部門の事業計画を細かく詰め、国の補助なども得た。

 太田社長は「観光・外食産業は今は逆風だが、県内客を中心に瀬戸内の魅力を再発見してほしい」と話す。広島県内のコンクールで優勝し、フランスで修業したメインシェフの外山和己さん(29)は「生産者との距離の近さを調理に生かす」と腕を鳴らす。

 当面はランチとアフタヌーンティーの営業。ホームページから予約する。瀬戸内醸造所https://setouchijozojo.jp/(政綱宜規)


この記事の写真

  • 今夏からワインやシードルを醸造するワイナリー棟
  • 中央に架かる屋根が山と海を切り分けるよう造られた瀬戸内醸造所
  • 海沿いに建つ瀬戸内醸造所(手前)
  • 瀬戸内海を見ながら食事ができるレストラン
  • 三原のタコや竹原のジャガイモを使ったランチメニュー

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