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太田川で稚アユの遡上が本格化【太田川 恵みと営み】

2021/4/22 19:40
ジャンプして高瀬堰の魚道を通り抜けていくアユ(21日)

ジャンプして高瀬堰の魚道を通り抜けていくアユ(21日)

 広島市を流れる太田川中流の高瀬堰(ぜき)=安佐北区、安佐南区=で、稚アユの遡上(そじょう)が本格化している。安佐北区側の左岸魚道では、段差を群れで飛び越える。下流で遡上状況を調べている市水産課によると、例年より約1カ月遅いという。

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 体長7〜10センチの稚アユ数百匹が、群れになって上流を目指す。長さ86メートル、幅6メートルの階段式魚道で流れ落ちる水の中から、次々と体をくねらせるようにジャンプし、細長い体を輝かせる。

 アユは中流―下流で秋に生まれ、瀬戸内海へ下って育つ。翌春、川を上って縄張りをつくり成長する。

 同課によると、昨春の天然アユの遡上数は推定66万匹。市や県、漁業関係者たちは2014年から同堰下流に産卵場を整え、禁漁区も広げた。市は、昨秋の産卵期に約31万匹の親魚の大群が集まり、約2100万粒の卵を産んだと推定。資源回復に期待を寄せる。

 市水産課は「ようやく遡上を確認できて安心した。錦川(岩国市)など近隣河川でも遅れており、育ってきた海の環境が変化している可能性もある」とみている。(安部慶彦、写真も)


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  • 次々とジャンプし、魚道の段差を越えていく稚アユ(21日)
  • 高瀬堰を遡上するアユ
  • 高瀬堰を遡上する稚アユの群れ
  • 高瀬堰を遡上するアユ
  • 高瀬堰を遡上する稚アユの群れ
  • 高瀬堰を遡上するアユ
  • 高瀬堰を遡上する稚アユの群れ
  • 高瀬堰を遡上するアユ

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