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福山で新型コロナ感染再拡大 変異株20人、小学校休校相次ぐ

2021/4/22 21:17

 国内の新型コロナウイルス感染の流行「第4波」の様相が鮮明となる中、福山市でも感染が再拡大している。市内の1日当たりの感染者の確認は20日に10人となり、約3カ月ぶりに2桁に上った。変異株の感染者はこれまで20人確認され、児童の感染による小学校の休校も相次いでいる。市は今月から薬局での無償PCR検査を始めるなどして無症状者も含めた感染者の把握を急ぐ。

【グラフ】広島県の新型コロナウイルス感染者数と医療提供状況

 市が今月確認した感染者は21日までに64人で、3月の10人から6倍以上に膨れた。19日時点で少なくとも今月の18人が変異株の感染者であると判明しており、市福祉総務課は「再拡大の波が来ている」と受け止める。

 年代別では若い世代の感染が目立ち、30代以下が全体の45%を占めている。変異株の感染力は高く若者でも重症化しやすいことから、市は警戒感を強める。

 学校現場での感染も相次いでいる。19〜21日に3小学校でそれぞれ児童1人の感染が確認され、市教委はいずれも25日まで臨時休校とした。3月までの昨年度の1年間では新型コロナの感染確認による市内の臨時休校は4校だった。

 市教委は21日、市内の全小中に対し家族に発熱などの症状がある児童・生徒は登校を控えてもらうよう通知。全児童・生徒に本年度配布するタブレット端末を活用し、休校中に宿題を配信したりドリルを解いたりして自宅で学習ができる体制づくりも進める。

 市は広島県と協力し、無症状者の早期発見のための検査体制も強化している。16日に市内の薬局107カ所で無償のPCR検査ができる取り組みを開始。週2回、検体を回収しており、初回の19日は392人が利用し、3人の感染が判明した。陽性率は0・8%だった。23日〜5月16日はJR福山駅南口に、予約不要でPCR検査ができる臨時のブースも設ける。

 市福祉総務課の内田宏明課長は「感染拡大している地域への往来や会食を避け、少しでも心配があれば積極的に検査を利用してほしい」と呼び掛けている。(川村正治) 


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