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PCRキットを流川・薬研堀の全飲食店に配布 広島県が検査拡充、福山にも会場

2021/4/22 23:01

 広島市と福山市で新型コロナウイルスの感染者が増える傾向にあるとして、広島県は23日から、両市で無症状者向けのPCR集中検査の態勢を強化する。広島市中区流川・薬研堀地区に約2500ある全ての飲食店に検査キットを配布。県外からの転入者たちの検査に対応する特設会場は、広島市に加えて福山市にも新設する。5月16日までに計約3万人の受検を見込む。

【グラフ】広島県の新型コロナウイルス感染者数と医療提供状況

 転入者をはじめ、県をまたいで行き来をした人やその接触者たちを対象に、今月12日から取り組んできた集中検査の第2弾と位置付ける。利用者の受検費用は無料で、事業費は5億3千万円を見込んでいる。

 中四国地方最大の歓楽街である流川・薬研堀地区では23日から、県が委託する業者が1日25組体制で飲食店を訪問し、キットを配布する。店側は従業員の検体の唾液を採取して5月9日までに、まとめて地区内にあるPCRセンター(中央新天地集会所)などに提出する。希望する来店客にも配る。

 飲食と同様に職場も感染要因になっているとして、検査を強める。10人以上の受検者がいる中区の事業所にスタッフが人数分のキットを届け、回収に赴く。今月26日に受け付けを始め、30日から配送する。回収日は5月6〜14日の平日とする。出張で県外に出たり、県外客と接したりする従業員の検査を想定している。

 県外との往来者たちの対策では、福山市のJR福山駅南口に23日、キットを配る特設会場を開く。開設済みのJR広島駅(広島市南区)北口と県庁前(中区)の2カ所とともに5月16日まで運営。広島、福山市の住民と就業者で県外に出た検査希望者たちを受け入れる。広島市内15大学の特設会場は今月25日に閉じる。

 県によると、広島市内19カ所に特設会場を設けた第1弾では、12〜21日に8085人が検体を出し、10人が陽性だった。県は19日、県内の感染状況を「ステージ2」(漸増)へ引き上げており、検査態勢の強化で感染者の早期発見を図る。湯崎英彦知事は22日の記者会見で「何としてもここで感染拡大を食い止める」と協力を呼び掛けた。(長久豪佑) 

【グラフ】47都道府県・過去1週間の新型コロナ10万人当たり感染者数の推移

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