地域ニュース

64年東京五輪の古市地区聖火リレー写真 古市小で展示

2021/4/23 13:41
57年前に地元を通った聖火リレーの写真を見る古市小児童

57年前に地元を通った聖火リレーの写真を見る古市小児童

 1964年の東京五輪で広島市安佐南区の古市地区を通った聖火リレーの写真が、地元の古市小で展示されている。撮影者の香川美代子さん(86)=同区=が貸し出した15枚で、ランナーを務めた同小卒業生の姿もある。今夏の東京五輪の聖火が広島に入るまで1カ月を切った中、児童は当時の地域の盛り上がりに思いをはせている。

 57年前に中継地点となったのは、現在の国道183号(旧国道54号)の古市3丁目交差点付近。カメラがとらえたのは、白バイに先導されて走るランナーのほか、リレーを盛り上げる児童の鼓笛隊、道路脇に積み上げられた木材の上で見物する人々の様子など。校舎1階の廊下に飾られている。

 当時、幼い子ども2人を連れて見に行ったという香川さん。「千人は集まっていたでしょうね。聖火隊が煙を残して走って行くのを涙を流して見ていたんですよ」と懐かしむ。そんな感激を今の児童にも味わってもらいたいが、新型コロナウイルスの動向が気がかりという。「皆で五輪開催を盛り上げられるようになってほしい」と願う。

 古市小は男子バレーボール元日本代表で前回の東京五輪でも活躍した故猫田勝敏さんの母校。当時からバレーが盛んで、写真に収まるランナーの中には、五輪を夢見て高校バレーに励んでいた卒業生の姿もある。

 6年の清水颯太さん(11)は「学校の先輩が聖火を持って走ったなんて知らなかった。今年の五輪はバレーが楽しみ。聖火リレーも見たい」と声を弾ませる。

 今回の東京五輪の聖火は5月17〜18日、県内の12市町を巡る。古市小での写真展示は4月末までで、一般公開はしていない。(衣川圭) 


この記事の写真

  • 煙をたなびかせ、旧国道54号を駆ける聖火ランナー(香川さん提供)

上記の写真をクリックすると拡大して表示されます。

  • 前の記事へ
  • 次の記事へ

 あなたにおすすめの記事

同じ日のニュースの記事
一覧