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PCRキット配布開始 広島県、広島市歓楽街の2500店へ

2021/4/23 22:44
PCR検査キットなどの説明を受ける中垣さん=左(撮影・山田太一)

PCR検査キットなどの説明を受ける中垣さん=左(撮影・山田太一)

 新型コロナウイルスの感染拡大を抑え込もうと、広島県は23日、中四国地方最大の歓楽街である広島市中区の流川・薬研堀地区の全飲食店約2500店を対象に、PCR検査キットの無料配布を始めた。店側は検体となる従業員たちの唾液を採取。5月9日までにまとめて地区内のPCRセンター(中央新天地集会所)などに提出する。

【グラフ】広島県の新型コロナウイルス感染者数と医療提供状況

 PCRセンターがある新天地公園に午後2時、配布を担う委託業者のスタッフ約50人が集まった。2人一組に分かれて「無料でPCR検査を受けられる」と店主たちに協力を呼び掛けて回り、初日は約200店を訪問した。

 堀川町の居酒屋「煮込みや みよし」では、店主の中垣雄登さん(26)が従業員を含めて計5人分の検査キットを受け取り、使い方の説明を受けた。中垣さんは「検査を受けることで店の安全性をアピールできる。お客さんも安心して来店しやすくなる」と話した。

 県内の新規感染者数は23日、約3カ月ぶりに50人を超えた。県の渡部滋・新型コロナウイルス感染症対策担当課長は、(1)飲食店(2)職場(3)県外の人との接触―の三つが感染経路の多くを占めていると説明。「大型連休で人の行き来と接触が増える。早期に感染者を見つけ、他の人との接触を断つことが重要だ」と説いた。

 県はこの日、福山市のJR福山駅南口に検査キットを無料で配る特設会場を設けた。職場向けの対策では26日から、10人以上の受検者がいる中区の事業所への検査キット配送と回収の予約を受け付ける。(新山創)


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