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「マスクせず大声…指摘しづらい」歓楽街の悩み

2021/4/23 23:09

 新型コロナウイルスの感染防止対策を巡り、広島市の歓楽街の飲食店が、利用客にどう徹底するかで悩んでいる。市には「マスクをせずに大声で会話していても、お客さんには指摘しづらい」などの相談が寄せられている。市は、大型連休に向けて飲食の機会が増えるとみて「一人一人ができる限りの対策をしてほしい」と呼び掛けている。

 「入店時に『マスク会食』をお願いするが、守っていただけるのは半分くらい。強制は難しい。マスク着用が当たり前との雰囲気が根付いてほしい」。中区の流川・薬研堀地区の料理店店長は表情を曇らせる。

 別の飲食店店長は「盛り上がってくると、客席を区切るパーテーションを外したいと言う客がいる」と証言。店員へのプレッシャーとなっていると明かした。

 市によると、店からの相談は3月以降に目立つ。個室がない店は「狭い店内にマスクを着けないで大声で話す客がいると、他の客が嫌がる」。雑居ビルでエレベーターの近くに入居する別の店は「換気のために開け放した玄関前で、飲食を終えた他店の客がマスクをせずにしゃべる姿が気になる」との声を寄せた。

 市は会食時の注意点として、感染対策を徹底した店を選ぶことに加えて、短時間で深酒せず、大声を出さない▽会話の時はマスクを着ける▽大人数は避ける▽体調がすぐれない時は控える―を掲げている。「自分は大丈夫と過信せず、感染対策を徹底してほしい」と促している。(余村泰樹、新山創)

【グラフ】広島県の新型コロナウイルス感染者数と医療提供状況

【特集】新型コロナウイルスNEWSファイル<8>2021年3月・4月

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