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山口大、CO2濃度「見える化」 コロナ対策で開発

2021/4/24 10:05
赤く光って換気の必要を訴えるCO2モニター

赤く光って換気の必要を訴えるCO2モニター

 山口大が室内の二酸化炭素(CO2)の濃度を測る独自モニターを開発し、教室に置いた。新型コロナウイルス対策で有効とされる換気のタイミングを色の変化で360度どこからでも確認できる。学生が安心して対面授業を受けられるよう「密」を見える化した。

 円柱形のモニターには換気状況を知らせる画面があり、上部には発光ダイオード(LED)のランプを付けた。一般的に室内の空気中のCO2濃度は千ppm以下なら良好とされる。ランプの色は千ppmを超えると緑から黄になり、画面に「換気不足 窓開け換気が必要」の文字が出る。1500ppm以上になると色は赤に変わって警告を強める。

 山口大は昨年10月に授業の定員を半数以下にするなど感染対策をして対面授業を再開した。モニターの製作も進め、このほど教室に約150台を設置した。

 特許庁に実用新案と意匠を出願した。産学連携で山口大の研究成果や技術の実用化を目指す山口ティー・エル・オーが、製品化に向けた企業などの相談に応じる。

 開発に携わった大学院の小金井真教授(建築環境)は「換気が確実、適切にできているか判断する有効な指標になる」と話している。(渡辺裕明)

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