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大河てこに…足利義昭がいた鞆の浦・常国寺ツアー 実行委、商品目指す

2021/4/24 22:06
常国寺で義昭ゆかりの羽織や扇子に見入る参加者

常国寺で義昭ゆかりの羽織や扇子に見入る参加者

 福山市などでつくる福山観光キャンペーン実行委員会は24日、室町幕府最後の将軍足利義昭と縁の深い鞆町一帯を巡るモニターツアーを開いた。義昭が3年間滞在した同市熊野町の常国寺もルートに組み込み、本格的な旅行商品づくりを目指す。

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 広島県内の歴史愛好者たち20人が参加。常国寺では浜田寿教住職(58)が、義昭の愛用品と伝わるすずり箱や扇子について「義昭の遺言で、死後に奉納されたとの記録がある」と説明。義昭が身に着けた家紋入りの羽織を観覧し、近くにある供養塔も訪れた。

 義昭の拠点があった鞆城跡も見学。広島市安芸区の三宅信行さん(64)は「義昭にこれほどゆかりの深い場所があるとは知らなかった」と驚いていた。

 義昭は織田信長に京を追われ、鞆町で11年過ごしたと伝わる。2月まで放送されたNHK大河ドラマ「麒麟(きりん)がくる」に義昭が登場したことを機に、ゆかりの地への関心を高めてもらおうと企画した。

 実行委メンバーの福山観光コンベンション協会が今後、旅行会社へのツアーの提案を考えていく。同協会の藤原和紀主事(34)は「多くの参加者に興味を持ってもらえた。観光客を継続して呼び込める仕組みを整えたい」と意気込む。(村上和生)

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