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SL機関助士「ナッパ服が塩を吹くほどだった」 三次の写真展、思い出語る

2021/4/29 23:29
単線区間の安全確保に使った通票を手に、SLの乗務経験を振り返る沖さん

単線区間の安全確保に使った通票を手に、SLの乗務経験を振り返る沖さん

 芸備線や福塩線の蒸気機関車(SL)に機関助士として乗務した元国鉄職員沖訓夫さん(78)=三次市三良坂町三良坂=が29日、同市小田幸町の広島県立歴史民俗資料館で当時の思い出を語った。同日から始まったSLをテーマにした写真展「遥(はる)かなる煙」の関連行事として同館が企画した。

 1961年に国鉄に就職した沖さんは、芸備線でSLの定期運行が廃止された71年3月まで機関助士として乗務した。「かまに石炭をくべる作業は夏になると汗まみれ。ナッパ服と呼ばれた制服が塩を吹くほどだった」。単線区間で列車同士の衝突を防ぐために使っていたタブレット(通票)を手に「通票の穴の形を『三角よし』『四角よし』と、機関士と声を掛け合って安全を確認した」と懐かしんだ。

 国鉄退職者や鉄道ファンたち約30人が集まり、昔話に花を咲かせた。7月11日まで開催する写真展には、50年代後半以降に撮影された芸備線、福塩線のSLの写真約70枚が並ぶ。一般200円、大学生150円、高校生以下と65歳以上は無料。期間中、5月3日を除く月曜と同6日は休館。同館Tel0824(66)2881。(石川昌義)

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