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サカスタ24年2月開業 広島市目標、Jリーグ開幕前(2021年4月22日掲載)

2021/4/22 10:40
大成建設中国支店などのJVが作ったサッカースタジアムの外観イメージ(広島市提供)

大成建設中国支店などのJVが作ったサッカースタジアムの外観イメージ(広島市提供)

 広島市中区の中央公園広場で計画されているサッカースタジアムの建設で、市が2024年2月の開業を目指していることが21日、分かった。本拠地とするサンフレッチェ広島が所属するJリーグは近年、2月にシーズンを始めており、サンフレが開幕前の完成を要望していた。実現すればサンフレは、3年後のシーズンを真新しい「街なかスタジアム」で迎える。

 市はこれまで開業を「24年中」と説明しており、詳しい時期が判明するのは初めて。開業が開幕に間に合えば、サンフレは年間チケットを販売しやすいなどの利点があるという。今後は目標通りの完成に向け、設計と建設を担う事業者として事実上選んだ共同企業体(JV)と調整していく。

 24年シーズンの開幕前の開業は、大成建設中国支店(中区)など8者で構成するJVが提案した。複数の関係者によるとJVは、市の有識者審議会による3月末の審査で、開業に向けたスケジュール案を示した。

 それによると、設計には今年7月から約6カ月間をかける。スタジアムの本体工事には22年1月に着手。23年12月に終えた後、備品の搬入などを経て、24年2月のJリーグ開幕に備える。周辺の園路や広場の完成は24年7月を目標としている。市との本契約は、今年6月を見込んでいる。

 有識者審議会は審査で、四つのJVがまとめたサカスタの提案を採点した。にぎわいを生む全体コンセプト▽最高の試合環境、観戦環境を実現する計画▽災害に強いスタジアム・広場の計画―など14項目。大成建設中国支店などのJVは9項目で最高点を獲得し、工程計画・提案工期では「興行面の準備期間に配慮がある」と高く評価された。

 JVの提案によると、スタジアムは四隅を空けた開放的なデザインとなる。スタンドとフィールドを近くして臨場感を高め、バラエティーに富んだ観客席を用意する。東側の広場エリアには「平和の森」などを、間のアクセスゾーンには多機能施設などをつくるという。市は総事業費を271億円と計画している。(新山創)


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