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広島本通りに高層ビル計画 地権者組合が南北2棟 中心商業地の求心力アップ(2021年4月15日掲載)

2021/4/15 10:40
大規模な再開発計画が明らかになった本通り商店街(撮影・天畠智則)

大規模な再開発計画が明らかになった本通り商店街(撮影・天畠智則)

 中国地方最大の商店街、本通り商店街(広島市中区)で大規模な再開発ビルの建設計画が進んでいることが14日、分かった。路面電車の通る鯉城通りの本通交差点の東側に、南北2棟の高層ビルを建てて低層部分をデッキでつなぐ。地権者が再開発の準備組合を既に設立。実現すれば市中心部の商業地の「顔」が大きく変わる。最短で10年程度での完成を目指している。

 関係者によると、再開発を検討する区域は本通りを挟んで南北約100メートル、東西約140メートル。計画では高層ビル2棟の低層階に商業や広場機能を持たせる。高層階は北側の棟がオフィス、南側はマンションなどを想定している。エリア内には昨年8月に建て替えオープンした広島アンデルセンがあるが、再開発の対象にはならないとみられる。

 今回の再開発エリアを含む紙屋町・八丁堀地区は、国が2018年10月、都市再生緊急整備地域に指定。地権者たちが19年から勉強会を開くなどして、再開発の可能性を探ってきた。一帯は20年9月に、税制優遇などがさらに手厚い特定都市再生緊急整備地域に指定された。議論の中では再開発に前向きな地権者が多く、今年3月に「本通3丁目地区市街地再開発準備組合」を設立した。

 再開発の枠組みが固まれば、市の都市計画決定を目指す。不動産大手を交えて、活用できる補助金や資金計画なども検討する。

 周辺では、中央公園広場へのサッカースタジアム建設や、市営基町駐車場一帯への広島商工会議所の移転など、大規模な開発計画が動き始めている。16年には本通交差点の西側でも高層ビルの建設を目指す再開発計画が明らかになった。一方で、買い物客は市郊外の大規模施設などに流れ、商店主や地権者から本通りの求心力を高める必要があるとの声が強まっていた。(桑田勇樹)


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