地域ニュース

野村不動産、広島本通り高層ビル計画に参画 組合が概要、ホテル・マンション入居(2021年4月16日掲載)

2021/4/16 10:40
再開発の計画がある本通り商店街。点線内がおおよその検討区域。下の横断歩道は本通交差点(撮影・高橋洋史)

再開発の計画がある本通り商店街。点線内がおおよその検討区域。下の横断歩道は本通交差点(撮影・高橋洋史)

 ▽最短10年で完成

 中国地方最大の商店街、本通り商店街(広島市中区)で大規模な再開発ビルの建設を目指す準備組合は15日、計画の概要を正式発表した。高層ビル2棟を建て、ホテルや商業施設、マンションを入れる。野村不動産(東京)を事業協力者に決め「早期の事業化を目指す」としている。

 再開発の検討区域は路面電車が通る鯉城通りの東側一帯で、本通りを挟む約1・5ヘクタール。組合などによると、南北に2棟のビルを建てる。低層部分はデッキでつなぎ、商業や広場機能を持たせる。高層階はオフィスやホテル、マンションなどを入れ、最短で10年程度での完成を目指す。

 区域内で被爆壁の一部を残す広島アンデルセンは維持される見通し。アンデルセン・パン生活文化研究所(中区)は取材に「組合の勉強会には参加している。広島アンデルセンは、残すべき建物」との立場を説明した。

 この区域を含む紙屋町・八丁堀地区は2018年、都市再生緊急整備地域に指定された。20年、税制優遇などがさらに手厚い特定都市再生緊急整備地域になった。地権者は今年3月、本通3丁目地区市街地再開発準備組合を設立。原田亮二理事長は「買い物客や、計画するマンションの住民など、幅広い関係者にとって快適なまちづくりを進めたい」と意気込んでいる。

 野村不動産は全国で地権者や行政と協力する再開発事業に参画。岡山市北区でも、32階建ての住宅棟や16階建てのホテル棟などを整備する再開発に加わっている。本通りの再開発は「商店街の玄関口にふさわしい、新たなランドマークを目指す」としている。(桑田勇樹)

  • 前の記事へ
  • 次の記事へ

 あなたにおすすめの記事

アーカイブの最新記事
一覧