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ヒルトン23年3月開業 旧広島東署跡地一帯、20年2月着工 420室や国際会議場(2019年10月30日掲載)

2019/10/30 10:40
ヒルトン広島の建設予定地(中央)。2023年3月の開業を予定する(広島市中区)

ヒルトン広島の建設予定地(中央)。2023年3月の開業を予定する(広島市中区)

 広島市中区富士見町地区の旧広島東署跡地一帯で進むホテル「ヒルトン広島」の整備事業で、開業予定は2023年3月であることが29日、分かった。建物は鉄骨22階延べ4万8050平方メートルで、別の民間事業者が20年2月に着工する。420室の客室や国際会議場、レストランなどがある多機能型ホテルとして米ホテル大手ヒルトンが運営を担う。

 建物は平和大通りに近い東側を低層、西側を高層とする計画で、横から見るとL字形の構造になる。地上4階の低層部分はロビーに加え、千人規模の国際会議に対応できるコンベンションホールや小規模な会議室が入る。5階から22階までの高層部分は客室が大半を占め、レストランやバー、スパ、フィットネスジム、プールも備える。建物は22年5月の完成を目指す。

 敷地は広さ6400平方メートル。広島県が持つ旧広島東署と旧県総合女性センター「エソール広島」の跡地、旧県薬剤師会館と旧県歯科医師会館の敷地からなる。これら4棟の解体は終盤に差し掛かっており、年内にさら地になる。

 建設は、瀬戸内海沿岸7県の地銀などでつくる「瀬戸内ブランドコーポレーション」(中区)が設けた特別目的会社(SPC)が担う。総事業費は200億〜300億円を見込み、近く施工事業者を決める。

 完成後の建物はヒルトンが運営する。ヒルトングループは世界117カ国・地域で約6千の宿泊施設を手掛け、国内では9都道府県で16施設を運営する。

 富士見町地区でのホテル整備は、用地の大半を持つ県が主導した。国際会議を開くことができる施設の整備を通じ、経済効果が高いとされる会議や学会などを誘致する「まちなか」の拠点にしたいとの思惑がある。一方で県は、県有地の売却手続きを競争原理の働かない随意契約で進めたため、県議会などから批判が出た。(樋口浩二)


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