地域ニュース

豪雨からビオトープ復旧「生き物戻った」 江田島の古鷹山で観察会

2021/4/30 21:56
復旧した古鷹山ビオトープで、池にメダカを放流する切串小児童たち

復旧した古鷹山ビオトープで、池にメダカを放流する切串小児童たち

 江田島市が管理する古鷹山ビオトープ(江田島町)が、西日本豪雨で土砂に埋もれるなどした被害から復旧し、30日に記念観察会があった。町内の切串小児童たちが「また生き物があふれるように」との願いを込め、池にメダカを放流した。

 【定点写真】西日本豪雨被災地の歩み

 ビオトープは、市が山あいの休耕田約3千平方メートルを活用し、2005年に完成。大小二つの池があり、周囲に散策道を設けたほか、植樹も進めてきた。子どもたちの自然学習に利用されてきたが、18年7月の西日本豪雨でほぼ全域に土砂が流入するなど、壊滅的な被害を受けた。

 アクセス道の通行止めが解除された後の昨年6月、市が復旧工事に着手。同小児童も土をよける作業などを手伝い、今年3月にはヤシャブシなど10種類を新たに植樹した。池にはカメやオタマジャクシなどが再び姿を見せている。

 記念観察会では、日本ビオトープ協会(東京)の梶岡幹生主席アドバイザーが「みなさんの活動で生き物が戻ってきた」と話し、全校児童46人がペットボトルに入れたメダカを池に放した。6年古本竜之介さん(11)は「先輩たちの思いを受け継ぎ、また多くの人が集まる場所にしていきたい」と力を込めた。(楠信一)


この記事の写真

上記の写真をクリックすると拡大して表示されます。

  • 前の記事へ
  • 次の記事へ

 あなたにおすすめの記事

同じ日のニュースの記事
一覧