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原発の安全とコスト 長引く審査、対策費増【7年が問うもの 島根2号機審議終了】<上>

2021/5/1 22:44

安全対策工事の一環で、島根原発の地下へ運ばれるフィルター装置(2020年6月)

 中国電力島根原発2号機(松江市)は、4月30日の原子力規制委員会の審査会合で実質的な審議を終え、再稼働に向けて大きな節目を迎えた。2013年12月の申請から7年4カ月。安全対策費は増え、低レベル放射性廃棄物の処理を巡る記録の偽造など原発事業者としての姿勢が問われる場面もあった。浮き彫りになった課題を点検する。

 「一番時間がかかったのは宍道断層の長さ。『ないこと』の証明は非常に大変だと感じていた」。4月28日に本社で開いた記者会見で清水希茂社長は7年余りの審査を振り返った。

 難航したのが、原発近くの宍道断層の長さだ。起き得る地震の揺れの最大の強さ「基準地震動」の大きさに影響し、原発の耐震設計を左右する。「この地点で(断層が)ないと言い切れるデータであると胸を張って言えますか」―。15年12月の審査では長さ22キロとする中電の説明を、調査官が容赦なく突っぱねた。

 ▽宍道断層の長さ、たびたび見直し
(ここまで 402文字/記事全文 1118文字)

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