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竹原市子育て住宅が人気 家賃助成、現在満室/定住へ期待

2021/5/2 21:17
市外からの入居などで満室となった子育て世帯向け住宅

市外からの入居などで満室となった子育て世帯向け住宅

 竹原市が定住促進を目的に市中心部に設け、家賃を助成している子育て世帯向け住宅の利用が近年、好調に推移している。9棟計27戸が現在満室で、引っ越しシーズンには問い合わせも相次ぐ。市は「生活する中で地域の魅力を感じてもらい、定住につなげたい」とする。

 市が全戸を借り上げる形で、呉市の会社が2016年に整備。各棟とも木造3階建てで、3世帯ずつ入居する。竹原市は36年3月末まで借り上げており、18歳未満の子どもがいる世帯や新婚世帯を対象に貸す。家賃は月6万9千〜7万8千円。所得などの条件に応じ、月1万5千〜4万円を助成している。

 現在入居中の27世帯のうち、13世帯は市外からの転入だ。妻と1歳6カ月の長男と住む会社員山下慎太さん(30)は昨年8月、広島県外から移り住んだ。「静かで住みやすい町。周囲も同年代が多く、気兼ねなく子育てできる」と喜ぶ。

 供用を始めた当初は大半が空室で、市の見通しの甘さが指摘されていた。18年4月から助成額の上乗せや、不動産情報サイトへの掲載を増やすなどした結果、19年以降は希望者が相次ぎ、ほぼ満室の状態が続いている。

 市都市整備課によると、転勤などで短期間で引っ越す場合がある一方、この住宅を経て市内に家を構えた例もあるという。家賃の助成期間は最長で9年。同課は「助成が終わっても市内に住み続けてもらえるようアピールしていきたい」としている。(渡部公揮)

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