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ただされた姿勢 中電の原発事故対策、積極性欠く【7年が問うもの 島根2号機審議終了】<中>

2021/5/2 22:54

防波壁の設計方針について、規制委がオンラインで開いた審査会合(2020年8月、東京)

 「規制側から言われ、やってみたら駄目でしたというのは、ちょっと無責任」

 昨年8月、原子力規制委員会による島根原発2号機(松江市)の審査会合で、中国電力に痛烈な批判が飛んだ。2カ月前の審査で防波壁の設計方針の改善を求められ、中電が3次元解析した結果、大きな地震で一部にひびが入る可能性が判明したからだ。

 防波壁は津波から原発を守る重要施設。「見通しが甘い。詳細設計の段階で、どんでん返しになる」。会合後、規制委の事務局を担う原子力規制庁の担当者は不満を隠さず、審査の行方を案じた。

 10年前の東京電力福島第1原発事故は、電力会社の安全への過信や慢心が重大事故を招く教訓を残した。中電が審査で問われたのは、事故の芽を積極的に摘み取り、安全に真摯(しんし)に向き合う姿勢である。7年余りの間、説明不足を何度も指摘され、審査が長引く一因にもなった。
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