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ありがとう 医療最前線へ拍手 新型コロナで広島県内(2020年5月8日掲載)

2020/5/8 21:40
新型コロナ感染者を受け入れる広島市中区の市立舟入市民病院近くで病棟に向かって拍手を送るマスク姿の住民たち

新型コロナ感染者を受け入れる広島市中区の市立舟入市民病院近くで病棟に向かって拍手を送るマスク姿の住民たち

 毎週金曜の正午に拍手をして、新型コロナウイルスの治療に奮闘する医師や看護師に感謝を伝える「フライデーオベーション」が8日、広島県内で始まり、自治体の庁舎や医療機関の周辺などで鳴り響いた。医療関係者への不当な差別や中傷が深刻化する中での取り組みに、当事者からは「励みになる」との声が出た。

 広島市役所では正面玄関前に松井一実市長や職員、市議たち約50人が集合。松井市長が「大変な思いを乗り越え、命を救うために粉骨砕身している人々に感謝を伝えよう」とあいさつしたのを合図に、約1分間、一斉に手をたたいた。

 県庁では湯崎英彦知事たち約100人が正面玄関そばで取り組み、医療関係者たちへの中傷をやめるよう促すメッセージも掲げた。北館6階の技術企画課では窓を開け、向かいの市立広島市民病院(中区)に向けて職員11人が拍手した。

 通所介護施設などでクラスター(感染者集団)が発生した三次市。市役所には「命を支えてくれるすべての皆さん ありがとう」との横断幕が掲げられ、職員たち約70人が拍手した。呉市役所では市のキャラクター「呉氏(くれし)」が参加し、約50人がロビーに感謝の音を響かせた。

 同様の取り組みは世界各地で広がる。感染者が入院する市立舟入市民病院(中区)の臨床検査技師、森永サオリさん(59)は「私たちも不安がないと言えばうそになる。応援はとても力になる」と受け止めた。 



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  • 医療従事者への感謝の気持ちを込めて拍手する松井市長(最前列左から4人目)たち=8日午後0時1分、広島市役所(撮影・藤井康正)
  • 広島県庁正面で、医療者たちへの感謝や中傷をやめるよう呼び掛けるメッセージを掲げて拍手する県職員たち
  • 呉市役所で医療関係者に感謝の拍手を送る市職員たち
  • 三次市役所で一斉に拍手する市職員たち

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