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広島県が集中対策実施へ 事業所PCR検査、広島市分の予約開始 福山市は13日から

2021/5/6 22:50

 広島県は新型コロナウイルスの感染急拡大を受け、7日にも外出自粛など行動制限を伴う集中対策を決める。入院ベッド(病床)の使用率が5割を超えて医療への負荷が高まりつつある上、大型連休中に緊急事態宣言地域を含む県外から大勢の人が県を訪れたのを危惧している。広島、福山両市では従業員10人以上の全ての事業所を対象にしたPCR集中検査を実施し、人出の削減と早期検査で抑え込みを図る。

 従業員10人以上の事業所を対象にした無料のPCR集中検査で、県は6日、広島市分の予約を受け付け始めた。福山市分は13日に予約を開始する。28日までの実施期間で、働く人たち約2200人の新規感染者が見つかると試算している。

 集中検査の受検を希望する事業所は、県ホームページ(HP)で予約すると、従業員数に応じて検査キットが届く。従業員に提出日の朝に採取してもらった検体の唾液を午前中にまとめ、回収のために事業所へ来る県の委託業者に渡す。

 県は検査結果を、陽性の場合に限って本人へ個別に電話連絡する。時期は翌日か翌々日となる。陰性者には個別の通知はなく、陽性者への連絡が終わった後、県HPで終了を告知する。無症状者向けのため、検査結果が出るまでの待機などは求めないとしている。

 広島市の事業所は6〜23日に予約を受け付け、中、東、安佐北、安芸の4区は10〜19日、残る4区は20〜28日に回収する。福山市の事業所は13〜23日に受け付け、19〜28日に回収する。

 広島市で1万2千社の40万人、福山市内で5千社の16万人が対象となり、県は半数の計28万人の受検を目標にする。県のPCRセンターなどでの実績から陽性率を0・3%程度とみており、28万人が受ければ約840人の感染者が判明すると見込む。接触者などを含めると、感染者は約2200人に膨らむとみている。

 県によると、経路が分かっている感染例のうち、職場内は4月5〜18日に37例(31%)、19日〜5月2日に57例(13%)あった。職場は、出張や飲食を通じてウイルスが持ち込まれるリスクがあり、集中検査で感染者を早く見つければ、家庭を含めて広がりを早く捕捉できるとしている。

 事業費は約13億円で、国の交付金などで賄う。6日に記者会見した湯崎英彦知事は、事業所での集中検査を「単に職場内での感染を抑えるのにとどまらない効果がある」と説き、協力を求めた。(赤江裕紀) 

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