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福山市「緊急対処」1カ月 7日から、ばら祭はオンライン

2021/5/6 23:00
市独自の「緊急対処期間」を設け、新型コロナ対策に集中的に取り組むと表明する枝広市長

市独自の「緊急対処期間」を設け、新型コロナ対策に集中的に取り組むと表明する枝広市長

 福山市は6日、市内での新型コロナウイルスの感染急拡大を受け、7日から6月6日までの1カ月を市独自の「緊急対処期間」と位置付け、市民の接触機会の減少などに集中的に取り組むと表明した。10日に開幕する市最大の祭典「福山ばら祭」は会場などでのイベントを全て取りやめ、オンラインのみの開催にする。

 記者会見した枝広直幹市長は「感染拡大のスピードが速く、病床が極めて逼迫(ひっぱく)している」と強調。接触機会を減らし、各家庭内で感染を広げないために市として最大限に取り組むとともに、市民にも協力を求めた。

 ばら祭は、ばら公園(花園町)の夜間ライトアップや市施設でのワークショップなどを中止。昨年に続いてオンライン配信イベントのみで開く。

 スポーツや文化活動での感染事例が増えていることから、公民館や学校体育館などを使う地域サークルの活動自粛を求める。動物園や美術館などは、密集が見込まれる場合に入場制限をかける。市立学校の部活動については、市教委の判断に任せるという。

 このほか、エフピコアリーナふくやま(千代田町)や福山ファミリーパーク(熊野町)などにある大型遊具の使用は禁止する。消防団や各商店街組合などにも協力を呼び掛け、感染防止の啓発を広く進める。

 市によると、5日までの1週間の市内感染者数は10万人当たり16・2人と、1月の感染拡大時を上回り過去最多となった。病床と宿泊療養施設を合わせた使用率は58・3%に上る。

 宿泊療養施設は84室中45室が埋まっている。退室直後は清掃ができないため、6日現在で利用できるのは15室にとどまるという。今月中旬にも新たな宿泊療養施設1カ所の契約を目指すが、それまでに満室となった場合、施設に入る必要がある感染者が自宅療養になる可能性があるとする。

 また枝広市長は、市内で18日にある聖火リレーの実施方法について県に再検討を求める考えを示した。「今のままの方法では懸念がある。感染対策と両立しうる道があるかどうかを協議したい」とした。(吉原健太郎) 

【グラフ】広島県の新型コロナウイルス感染者数と医療提供状況

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