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【インタビュー】広島進出の狙いは デジタルハリウッド 吉村毅社長(2017年3月22日掲載)

2017/3/22 14:26
「広島から日本や世界を動かす人材を育てたい」

「広島から日本や世界を動かす人材を育てたい」

 ▽最新技術で人材育成 地域産業の活性化後押し

 広島大本部跡地(広島市中区東千田町)で4月1日に開校するデジタル系のクリエイター養成スクール「中国新聞情報文化センター デジタルハリウッドSTUDIO(スタジオ)広島」。教材の提供などを担うデジタルハリウッド(東京)の吉村毅社長(55)に、全国展開を図る中で広島に進出する狙いを聞いた。(村上和生)

 ―広島は全国で18カ所目の教室となります。

 デジタル技術は映画やアニメだけでなく、医療やファッション、金融などあらゆる産業で必要な時代になった。物のデザインにとどまらず、販売促進など経営に生かす視点が不可欠だ。教室ではホームページの制作とネット動画の編集を教えるが、単にデザイナーの育成だけが目的ではない。

 各地に進出するのは、地域に根差し、地域をよくしたいと考える人を後押ししたいからだ。デジタル技術は半年や1年で古くなり、既存の教育機関では十分に対処できない。地方にいながら最新の技術に触れられる場所が必要だ。

 中国地方の拠点は米子市に続き2カ所目。各県に1カ所は出したい。山口や岡山県への進出もあり得る。各地でパートナー企業を探していく。

 ―教室には時間割がなく、受講者が自由な時間に学ぶ仕組みを採っています。

 転職やキャリアアップを目指す会社員に加え、産休、育休中の女性も多い。学べる時間帯や進み具合はさまざま。自分のペースで学べるので続けやすい。ネットによる動画教材と講師の個別指導を組み合わせるうちの教室は、最新技術を全国に公平に伝えられる。

 ―親会社のカルチュア・コンビニエンス・クラブ(東京)は4月、西区の新施設LECT(レクト)に、蔦屋(つたや)書店を中心とした新店を設けます。南区にはエディオン蔦屋家電も開業します。

 これらの新店は生活スタイルを提案する店だ。新たな生き方を伝えるデジタルハリウッドの教育と考え方が近い。イベントの企画などで連携できるのではないか。

 ≪略歴≫早稲田大社会科学部卒。リクルートなどを経て、86年にカルチュア・コンビニエンス・クラブ入社。子会社のカルチュア・パブリッシャーズ(現カルチュア・エンタテインメント)社長などを経て、15年6月から現職。横浜市出身。

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