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広島県「緊急事態レベル」 知事、クラスター防止へ追加対策 高校でオンライン授業促進【動画】

2021/5/11 0:00

 広島県の湯崎英彦知事は10日、県内の新型コロナウイルスの感染状況が最も深刻な「ステージ4」(爆発的感染拡大)に相当するとの認識を明らかにした。臨時の記者会見で「まん延防止等重点措置を飛び越え、緊急事態宣言の状況になりつつある」と述べた。クラスター(感染者集団)の発生を防ぐため、県内の高校へオンライン授業を促すなど追加の対策を発表した。

【グラフ】広島県の新型コロナウイルス感染者数と医療提供状況

 湯崎知事は「緊急事態宣言レベルの危機的状況だ」と強調。この先3週間は1日に100人を超える新規感染者が発生するとの予測を示した。西村康稔経済再生担当相と意見交換し、危機感は共有していると説明。「この状況が続けば宣言につながる。国に適切な判断をお願いしている」と語った。他県の状況から、すぐに対象となるのは難しいとの見方も示唆した。

 追加対策は、クラスターの発生防止を柱とする。医療機関や保健所の負担が増すのを避ける狙い。

 県立高80校には中間試験が終わる5月中旬ごろから6月1日まで、オンライン授業を可能な限り導入するよう求める。中間試験は昼食前に終わるケースが多いためリスクが低く、オンライン化も難しいとして、試験終了後の対策として位置付けた。

 部活動で他校との練習試合などをせず、寮生に期間中の帰省をしないよう促すことも盛り込んだ。県内の高校でクラスターの発生例があるのを踏まえた。他の公立高や私立高にも同様の対応を依頼するという。

 高齢者施設の従事者を対象としたPCR検査は、現在の2週間に1回から週1回に増やすとした。

 湯崎知事は「人出の抑制は私たちの意思でコントロールできる。早く日常を取り戻せるように県民全員で、できることを実践してほしい」と訴えた。17、18日の県内での東京五輪聖火リレーについては、公道での実施の中止を明言した。

 県内の新規感染者数は10日が180人。9日まで1週間の人数(人口10万人当たり)は県全体で28・03人となり、ステージ4の指標(25人)を超えた。(長久豪佑) 

 【資料】広島県の新型コロナ感染拡大防止集中対策(5月10日)


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