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時短営業、見回りで確認 12日から広島県要請、協力金の不正防止

2021/5/11 22:59

 広島県内で急拡大した新型コロナウイルスの集中対策で、県は12日から、広島市中区流川・薬研堀地区の酒を出す飲食店へ営業時間の短縮を要請する。6月1日まで。飲食を通じた感染の多い流川・薬研堀地区を起点とした拡大を防ぐ。時短や休業をした場合に支給する協力金の不正な申請を防ぐため、地区内の全店舗を見回り、営業の有無を確認する。

 県によると、地区には約3300の飲食店がある。調査会社に委託し、期間中に原則、地区内の全ての店舗で午後8時以降の営業の有無を確認する。営業を確認した店舗については、協力金の申請があっても払わない。また、協力金を申請した事業者をウェブサイトで公開し、虚偽が判明した場合には返還と違約金の支払いを求めるという。

 県商工労働総務課は「これまでの時短要請では、協力金の支給で不正が疑われるような事例もあった。公平性を担保したい」としている。見回りの委託費として400万円を確保した。

 今回の協力金は、売上高に加えて、全ての従業員が今月6日〜6月1日にPCR検査を受けたかどうかで金額に差をつける。検査の有無を申請時に申告してもらい、県のPCRセンターや事業所向けの任意、無料検査を利用していれば県のデータで、民間検査なら証明書などで確認する。

 県による時短要請は、今月8日に始めた集中対策の一環。営業時間を午前5時〜午後8時、酒の提供を午前11時〜午後7時の間に短縮してもらう。1店舗当たりの協力金の最大額は中小企業で時短126万円、休業157万5千円▽大企業で時短315万円、休業420万円。6月2〜30日に申請を受け付ける。

 12日午後3時に電話相談窓口を開く。Tel082(248)6851=平日午前9時半〜正午、午後1〜5時。(宮野史康) 

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