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庄原で新型コロナ感染急拡大 公共施設利用や催し中止

2021/5/12 21:32
庄原市内での感染拡大を受けて記者会見し、市民に感染防止対策の徹底を呼び掛ける木山市長

庄原市内での感染拡大を受けて記者会見し、市民に感染防止対策の徹底を呼び掛ける木山市長

 庄原市内で新型コロナウイルス感染が今月に入って急拡大している。広島県と市によると11日までに確認された感染者は35人に上り、初の感染例となった昨年8月8日以降の累計48人の約7割が今月に集中。酒類提供店で、クラスター(感染者集団)も確認された。市は危機感を強め、公共施設の利用休止やイベント開催の中止などの対応を取っている。

 市内では5月6日、約4カ月ぶりとなる感染者1人の発表があった。以降は6日続けて確認があり、7日1人、8日3人、9日9人、10日4人。11日は市の1日当たり最多の17人となり、初めて2桁の感染数となった。昨年8月8日の市内1例目から今年1月13日までが計13人だったのと比べると急速なペースだ。

 直近1週間の人口10万人当たりの新規感染者数は103・5人で、感染状況は最も深刻な「ステージ4」(爆発的感染拡大)の基準の25人を大きく上回る。木山耕三市長は12日の記者会見で「非常事態であり、感染拡大と医療への影響を懸念している」と述べ、PCR検査の受検や外出機会の半減などを呼び掛けた。

 今月(11日時点)の感染者35人を年代別でみると、10歳未満2人、10代6人、20代9人、30代6人、40代4人、50代3人、80代5人。40代までが8割弱を占め、80代も目立つ。1月までの感染者13人の中には20、30代はおらず、感染者の年齢層が広がっている。教育、保育施設では、市立小学校の児童1人と、市立保育所の園児1人、県立広島大庄原キャンパスの学生3人の感染が判明した。

 酒を提供する店でのクラスターも11日に確認され、感染した従業員2人、利用客13人の計15人の全員が庄原市在住だった。

 こうした状況を受け市は149の公共施設の利用を11日から6月1日まで休止。主催や共催の90イベントを延期か中止にした。

 県北地域の他の2市で今月(11日現在)感染が確認されたのは、三次市が10、20、60代各1人の計3人、安芸高田市が10代1人、20代2人の計3人となっている。(小島正和) 

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