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覚醒剤を譲り受けた疑い、警官逮捕 広島県警

2021/5/14 2:02

アパートを家宅捜索する広島県警の捜査員(13日午前10時10分、福山市)

 密売人から2回にわたり覚醒剤を譲り受けたとして、広島県警は13日夜、県警機動捜査隊東部分駐隊の巡査長(35)=福山市=を麻薬特例法違反(譲り受け)容疑で逮捕した。覚醒剤に絡んで現職の警察官が逮捕される異常事態となった。県警は自ら使用した可能性もあるとみて調べる方針でいる。

 逮捕容疑は、昨年12月27日と今年3月3日、それぞれ尾道、福山市内の駐車場で密売人から覚醒剤を譲り受けた疑い。県警は、いずれの日も巡査長は非番だったとしている。捜査関係者によると、代金を支払った上で譲り受けていたという。

 県警監察官室によると、県警は今年3月、この密売人を覚醒剤取締法違反(所持)容疑で現行犯逮捕。その後の捜査で巡査長の容疑が浮上したという。巡査長の認否について、今後の捜査に支障が出るとして明らかにしていない。

 県警は13日午前、強制捜査に乗り出し、巡査長の自宅など複数の関係先を家宅捜索した。捜査関係者によると、県警は科学捜査研究所で証拠品を鑑定。鑑定結果などを踏まえ、逮捕に踏み切ったという。

 巡査長は2008年4月に警察官となり、20年4月から機動捜査隊東部分駐隊に所属。監察官室によると、刑事部門を約10年経験しており、勤務態度などに問題はなかったという。

 引地信郎警務部長は「不正を正すべき立場にある警察官による言語道断の行為で、厳粛に受け止めており、県民に深くおわび申し上げる。捜査結果を踏まえて厳正に処分する」とのコメントを出した。

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