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広島・岡山に緊急事態宣言 「まん延」適用を転換 16〜31日、人出を抑制【動画】

2021/5/14 23:22

緊急事態宣言に伴う広島県の対応方針について話す湯崎知事=14日午前10時2分、県庁(撮影・高橋洋史)

 政府は14日、新型コロナウイルス対応の改正特別措置法に基づく緊急事態宣言地域として、広島、岡山両県を急きょ、追加した。13日時点で「まん延防止等重点措置」が適用になる見通しだったが、政府分科会での専門家の意見を踏まえて初めて方針を転換し、より強い対策を伴う宣言へ引き上げた。期間は16日から31日まで。両県は、飲食店や大型商業施設に対し、休業や営業時間の短縮を要請するなどして、感染の抑え込みに全力を挙げる。

 ▽広島県、感染「ステージ4」へ引き上げ

 広島県は14日午前、県幹部たちによる対策本部員会議を県庁で開催。感染状況を最も深刻な「ステージ4」(爆発的感染拡大)へ初めて上げた。湯崎英彦知事は、直前に政府分科会で県が緊急事態宣言の対象区域となる方針になったと報告。対策を15日の本部員会議で決める考えを示した。

 終了後、湯崎知事は県内全域の酒やカラオケを提供する飲食店に加えて、大型商業施設などへも休業や時短営業を要請し、応じた場合には協力金を支給する考えを示した。「緊急事態、まん延防止等重点措置が適用されるかどうかにかかわらず、全県で人出を抑制するための対策が必要と考えていた。厳しい状況をできるだけ早く収束させるため、県民には一丸で取り組んでほしい」と訴えた。

 政府の基本的対処方針では、緊急事態宣言の対象となった都道府県は、酒やカラオケを提供する飲食店に休業を要請する。提供をやめれば、他の飲食店と同じ午後8時までの範囲内での時短要請となる。これらに応じない飲食店には知事が命令を出すことができ、違反には罰則がある。

 ほかに、大型商業施設の時短▽イベント人数5千人などの上限▽県民への不要不急の外出自粛▽事業所は出勤者の7割削減が目標―などがある。

 広島県の13日まで1週間の新規感染者数(人口10万人当たり)は44・22人で、ステージ4の指標(25人)の2倍に近づいている。県は独自の集中対策で、外出自粛や出勤者の削減、広島市中区流川・薬研堀地区の酒を出す店への時短などを既に要請している。

 また、ステージ4へ移行したのを受け、広島市教委は全ての市立学校・幼稚園に、16日以降に予定している運動会や修学旅行などを当面延期するよう通知した。県民生活への影響が広がっている。

 岡山県は14日、酒やカラオケを提供する飲食店への休業と、提供しない飲食店や結婚式場の午後8時までの時短を全県で要請すると発表した。床面積が千平方メートルを超える大規模集客施設には、土日曜と祝日の休業を求めると決めた。

 県全体の12日まで1週間の新規感染者数(人口10万人当たり)は54・97人。伊原木隆太知事は「まん延防止等重点措置では足りないと緊急事態宣言を求めていた。厳しい状況に見合った手段を与えてもらった」と話した。 

【グラフ】広島県の新型コロナウイルス感染者数と医療提供状況

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