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広島夜の街、人出激減 緊急宣言後の中心部繁華街、酒提供店の休業響く

2021/5/19 23:10
18日午後9時25分に撮影した流川・薬研堀地区。ネオンは消え、人通りやタクシーは激減している=画像の一部を修整しています(撮影・山田太一)

18日午後9時25分に撮影した流川・薬研堀地区。ネオンは消え、人通りやタクシーは激減している=画像の一部を修整しています(撮影・山田太一)

 新型コロナウイルスの感染急拡大を受け、広島市中区の繁華街で夜の人出が激減している。ソフトバンク子会社「Agoop(アグープ)」の分析では、18日午後9時台の人出は1週間前の11日に比べて54・4%減。緊急事態宣言が発令された16日以降、酒を出す飲食店の休業が相次いだ影響とみられる。一方、朝の減少幅は比較的小さく、宣言の効果には差が出ている。

 広島県は新型コロナの集中対策で、12日に中区流川・薬研堀地区で酒を出す飲食店に営業時間の短縮を要請。さらに16日の緊急事態宣言発令で、エリアを県全域に広げた上で原則休業を求めた。

 同社によると同地区の大半を含む紙屋町・堀川町エリアの人出は18日夜、集中対策前の11日夜に比べて激減した。減少幅は午後8時台47・3%▽同9時台54・4%▽同10時台51・8%。1年前の緊急事態宣言発令中とほぼ同水準だった。

 にぎわいが消えた中、同地区では一部の飲食店やコンビニなどが営業を続けている。生花店を営む多賀一行さん(66)は「通りに人がおらず、『年を越せない大みそか』が続いている感じだ」と嘆く。(山崎雄一、服部良祐)

▽日中の効果薄く

 県は、緊急事態宣言で事業者ごとの出勤者7割減と県民の外出機会の半減を求める。しかしアグープのデータからは、朝と昼間の外出自粛要請が十分に浸透していない様相が浮かぶ。

 18日朝の人出を11日と比べると、通勤時間帯の午前7時台は広島電鉄八丁堀電停周辺が20・6%減、紙屋町・堀川町エリアが22・6%減。同8時台でもそれぞれ15・6%減、16・8%減。午後12時台では八丁堀電停周辺9・7%減、紙屋町・堀川町15・9%減だった。

 朝と昼の外出自粛が進まない背景として、急に緊急事態宣言が決まり、企業側の準備が追い付いていないことを指摘する声もある。 


この記事の写真

  • 11日午後9時25分に撮影した流川・薬研堀地区の様子。18日の同じ構図と比べ、明るさが際立つ=画像の一部を修整しています(撮影・山田太一)
  • 11、18日の午後9時30分ごろに撮影した流川・薬研堀地区の様子。11日=写真左=と比べると、18日=同右=はビルのネオンがかなり減っている(いずれも撮影・山田太一)

上記の写真をクリックすると拡大して表示されます。

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