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内々定率、初の前年割れ 中国地方4月末で28・7%(2020年5月29日掲載)

2020/5/29 22:27

 2021年春に卒業する大学生や大学院生を対象にした就職情報会社マイナビ(東京)の調査で、中国地方の就活生の4月末時点の「内々定率」は28・7%と前年同期を8・2ポイント下回った。5年目を迎えた現行の採用日程で初めて前年割れした。同社は新型コロナウイルスの影響で、企業が採用に慎重になったとみている。

 調査は4月24〜30日で、中国地方は大学4年と大学院2年の会員484人がインターネットで答えた。説明会を3月、選考を6月に解禁する日程になった17年卒の17・3%から20年卒の36・9%まで右肩上がりに増えていたが、様相が一変した。今年の3月末時点は16・3%で前年を6・1ポイント上回り5年間で最高だった。4月の伸びは12・4ポイントと前年から半減し、急ブレーキがかかった。

 マイナビ広島支社(広島市中区)は、インターンシップを実施する企業が増え、3月までの内々定率が上がったとみる。4月は新型コロナの影響で説明会や面接が延期になったり、収束が見えず企業の採用が慎重になったりしたと分析。井口隆之支社長は「5月以降も同様の傾向が続くだろう」と見通す。

 学生が企業を探す方法も新型コロナの影響で、対面からウェブに移りつつある。複数回答の調査で、就職情報サイトの活用は68・1%と前年より6・4ポイント増えた。一方、中止が続く合同企業説明会は15・7%と7・7ポイント減った。(口元惇矢) 

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