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献血バス、受け入れ激減 広島県内12日以降、4割の16会場中止

2021/5/24 21:21
献血バスの前で、献血への協力を呼び掛ける三郎丸副部長(広島市中区の県赤十字血液センター)

献血バスの前で、献血への協力を呼び掛ける三郎丸副部長(広島市中区の県赤十字血液センター)

 新型コロナウイルスの感染急拡大を受け、広島県内で献血バスの受け入れ中止が相次いでいる。県赤十字血液センターによると、今月は12日以降に予定した42会場のうち4割近い16会場がキャンセルとなり、輸血用血液の在庫状況は厳しい。センターは「感染対策は徹底している。実施予定の会場や献血ルームへ多くの人に来てほしい」と呼び掛けている。

 センターによると、キャンセルの連絡は10日から入り始めた。県が緊急事態宣言の対象地域に決まった14日には一気に8会場がなくなり、宣言発令翌日の17日も2会場の中止が決定。オンライン授業やテレワークの増加で大学や企業が目立つほか、休館した公民館や集会所も含まれる。

 42会場で使う予定だった献血バスは計61台で、うち26台の配車ができなくなった。1会場で1台当たりの献血人数は50人前後といい、単純計算すると約1300人分を失った格好だ。

 同センターは、所有する献血バス5台と、広島市中区に2カ所ある常設の献血ルームで血液を集めている。1〜23日の計画量は400ミリリットル換算で4680人分。献血ルームでは計画に対して107・1%が集まったが、献血バスは96・2%にとどまる。

 センターはキャンセル分を補うため、各地のスーパーや役場に献血バスの受け入れを要請。一定の会場は調整が付いたものの、急な依頼のため通常より少人数の見込みという。

 センターの三郎丸悦二・事業推進副部長(60)は「献血は不要不急の外出に当たらない。安定供給を維持するためにも、近くに献血バスが来たらぜひ協力してほしい」と話している。

 献血バスの運行スケジュールは、センターのホームページ(HP)で確認できる。HPアドレスは、https://www.bs.jrc.or.jp/csk/hiroshima/index.html(阪本茉莉) 

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