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採用面接で感染防止を徹底 マスク着用呼び掛け/検温/窓開け換気(2020年6月1日掲載)

2020/6/1 23:26
窓を開けた会場でJA広島市の職員(奥)との面接に臨む学生

窓を開けた会場でJA広島市の職員(奥)との面接に臨む学生

 ▽学生は企業との接点づくり難しく

 来春に卒業を予定する大学生たちを対象にした採用の選考活動が1日解禁され、中国地方でも大手企業を中心に面接が始まった。事業者は新型コロナウイルスの感染防止策を徹底。ウェブ面接が増えるなど、例年と違う様相となった。採用姿勢が慎重になり、学生には昨年より厳しい環境になりそうだ。

 20人程度の採用を見込むJA広島市(広島市安佐南区)は、本店で1次面接を始めた。受験者にマスクの着用を呼び掛け、面接前には体温を測った。会場も面接官との間隔を空け、換気のために窓を開けた。担当者は「どんな形で選考をするか悩んだ。直接会って人間性を見るため、対面の面接にした」と打ち明ける。

 新型コロナの感染を防ぐため、インターネットを活用した選考が目立つ。中国電力(中区)や広島銀行(同)、山陰合同銀行(松江市)はこの日、ウェブ面接をスタート。マツダ(広島県府中町)は最終段階までウェブを使う予定でいる。

 今年から経団連に代わり日程ルールを政府が主導する。昨年と同じ3月に説明会、6月に面接などの選考を解禁するよう呼び掛けている。人混みを避けるため大規模な合同企業説明会は相次ぎ中止になり、就活生の活動は制限された。

 広島経済大(安佐南区)キャリアセンターの梶山健治センター長は「今年の就職活動は企業との接点づくりが難しく、不慣れなウェブ面接に対応せねばならない。学生には思ってもみなかった事態だ」と話す。

 就職情報会社マイナビ(東京)によると、既に一部では選考は進んでおり、4月末時点で中国地方の学生の「内々定率」は28・7%に上る。ただ前年よりは8・2ポイント低い。広島労働局は「新型コロナの影響で、企業の採用枠が狭まる可能性がある。前年並みの採用はできないのではないか」とみている。(口元惇矢) 

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