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生理用品、市立小中トイレに 山口市が6月上旬めど

2021/5/26 21:32
「生理の貧困の問題を早く解決したい」と話す渡辺市長

「生理の貧困の問題を早く解決したい」と話す渡辺市長

 山口市は26日、経済的な理由などで生理用品を買えない「生理の貧困」の対策として、6月上旬をめどにほぼ全ての市立小・中学校の女子トイレや保健室に生理用ナプキンを置く計画を明らかにした。

 新型コロナウイルス禍の緊急措置の一環で、小学4年生以上に女子がいる小・中学校の計約50校に、来年3月末までに最大4万2千枚の配布を見込む。予算は年約30万円で、状況を見て来年度も続けるか検討する。ナプキンを入れた箱や巾着袋をトイレの洗面台や個室のタンクの上に置くなど、人目を気にせず取れるよう学校ごとに調整する。

 市教委教育総務課によると、貧困やネグレクト(育児放棄)などで生理用品を買えない児童・生徒に配布を求める声が市議や民間団体から上がっていた。配布を通して実態の把握につなげるという。

 26日の記者会見で渡辺純忠市長は「子どもから訴えにくい問題。安心して学べる環境づくりに取り組みたい」と話した。今後、市内の他の公共施設などにも広げる検討をする考えも示した。(山下美波)

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