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避難所にペット専用スペース 犬20匹・猫10匹収容、広島県熊野町が新設

2021/5/29 16:39
熊野町が建設した熊野東防災交流センターのペット専用スペース

熊野町が建設した熊野東防災交流センターのペット専用スペース

 広島県熊野町はペット専用の避難スペースを備えた「熊野東防災交流センター」を新設し、28日、報道各社に公開した。西日本豪雨の被災を踏まえて町内に設ける三つの防災拠点の一つで、町によるとペット向けスペースがある公的な避難施設は全国でも珍しいという。6月1日に開所する。

 センターは、鉄筋2階建て延べ約1200平方メートル。シャワー室や授乳室、洗濯室、大型の備蓄倉庫を備えた町東部の拠点避難所で、1階の約50平方メートルをペット専用にする。犬20匹、猫10匹を収容できる。普段は、地域コミュニティーセンターとして住民に開放する。

 ペットは原則、飼い主にケージに入れて持ち込んでもらうが、町もケージ10台を用意する。他の動物は相談に応じる。センターの総事業費は6億3千万円。

 西日本豪雨では避難所の収容スペースが足りず、道路が寸断され物資輸送が滞った。さらに避難所でペット同伴をめぐるトラブルも発生。このため町は三つの拠点避難所を設け、それぞれペットスペースを用意することにした。西部と中央の2施設は、既存施設を増改築し2022年度までに開く。

 三村裕史町長は「ペットを飼っている多くの住民に安心して避難してほしい」と話している。(二井理江)


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