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インド株、拡大の兆し 「置き換わり進む可能性」専門家警鐘【ここに注意!新型コロナ】

2021/6/1 23:22

 ▽広島県で8人見つかる

 新型コロナウイルスのインド変異株が拡大の兆しを見せている。入国時の検疫だけでなく、国内で報告が相次ぎ、広島県内でも8人に見つかった。英国株よりも感染力が強い恐れがあり、専門家は「国内で感染の主流となる可能性が十分にある」と警鐘を鳴らす。

 国立感染症研究所によると5月24日までに、海外から到着した190人にインド株が見つかった。空港以外でも国内の45人で確認された。自治体でも調べており、判明件数はもっと多い。東京ではインド株によるクラスター(感染者集団)も発生した。

 広島県で確認されたインド株の感染例は、31日までに計8人になった。県感染症・疾病管理センターは「インドへの渡航歴のある人と関係者に限られ、現時点で市中でまん延している状況ではない」とする。

 全国では、従来株の9割以上が英国株や南アフリカ株、ブラジル株などに置き換わった。従来株より1・3倍感染のしやすい英国株と比べて、インド株はさらに1・5倍の感染力があるとの見方がある。広島大大学院の坂口剛正教授(ウイルス学)は「英国と同じように日本でも、感染力の強いインド株への置き換わりが進む可能性がある」と指摘する。

 免疫の効果を弱める可能性も指摘される。ただ、ファイザー製などのワクチンは、従来株と比べて有効率は落ちるものの、インド株でも有効という報告もある。今のところ従来株と比べて重症化のリスクが高いとのデータはないという。

 政府は5月28日、インド株に対する水際対策として、インドやパキスタンなどからの入国後、指定施設での待機期間を6日間から10日間に延ばした。坂口教授は「水際対策と同時に、個人でも『密』の回避などの対策を続けるしかない」と話している。(衣川圭) 


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