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安芸高田市長、副市長否決は「条例違反」と再議伝達 議長は違反否定

2021/6/3 23:37
宍戸議長(手前右)と石飛副議長(左端)に、副市長の選任同意案を再議に付すと伝える石丸市長(右端)

宍戸議長(手前右)と石飛副議長(左端)に、副市長の選任同意案を再議に付すと伝える石丸市長(右端)

 安芸高田市の石丸伸二市長は3日、市議会が否決した2人目の副市長の選任同意案について、条例違反を理由に再議に付すと市議会に伝えた。今月中に書面で正式に申し立てる見通し。宍戸邦夫議長は条例違反を否定した。

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 市役所で宍戸議長と石飛慶久副議長に面会した石丸市長は、2日にあった臨時会での選任案の議決過程で市の議会基本条例違反があったと説明した。違反の詳細は提出する再議書で示すとし、全員協議会など公開の場でも市議の説明を求める考えを示した。宍戸議長は「再議(の申し立て)は粛々と受ける。だが、議会に違法行為はない」と応じた。

 石丸市長は面会後の取材に、議決を尊重するとしつつ「市民が議論は尽くされたと納得できなければ終われない」と説明。やり直した議決でも法令違反などがあれば知事への審査申し立てができるが「先のステップは望まない」とした。

 石丸市長は臨時会で、全国公募で選ばれた一般社団法人RCF(東京)職員の四登(しのぼり)夏希氏(34)を副市長に充てる選任案を再提案。市議会は賛成5人、反対10人で否決した。3月10日の本会議での否決時より、反対が2人増えた。石丸市長は閉会後、副市長の人件費が予算化されているのに選任案に反対するのは理屈が通らないなどとして再議を求めると表明していた。

 宍戸議長は面会後、「賛成、反対とも理由は正論だった」と強調。臨時会で前回の賛成から反対に回った石飛副議長は、再議に付すのは石丸市長が主張する市議の居眠りや「どう喝」の問題で議会の責任を追及した手法と同じだと批判。「今度は議会が違法とのレッテルを貼っている。結論を受け止めて前に進むのがトップの役割だと思う」と語気を強めた。(和泉恵太)

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