• トップ >
  • トピックス >
  • 「空飛ぶクルマ」笠岡で試験飛行 中国企業が製造、垂直離着陸型航空機

トピックス

「空飛ぶクルマ」笠岡で試験飛行 中国企業が製造、垂直離着陸型航空機

2021/6/5 0:27

デモ飛行する「空飛ぶクルマ」

 倉敷市の経営者たちでつくる一般社団法人「MASC」は4日、電動による垂直離着陸型航空機の無人デモ飛行を笠岡市の農道離着陸場(笠岡ふれあい空港)で実施した。同法人によると、国内で屋外初の無人試験飛行という。

 機体は、中国広東省のイーハン社が製造した「イーハンEH216AAV」で、「空飛ぶクルマ」と呼ばれている。全長5・6メートル、高さ1・7メートル、重量約400キロ。座席の下から8本の支柱が広がり、それぞれの先にプロペラが付いている。2人乗りで最高速度は130キロ。フル充電で21分間、約35キロを飛行できる。

 小雨の中、この日は地上からの遠隔操作で、無人の機体を約30メートルの高さで飛ばした。約5分間、旋回などしながら約550メートルの距離を飛行した。事前に行き先をコンピューターに入力すれば目的地までの飛行もできる。同法人の桐野宏司理事長は「安定した飛行ができた。瀬戸内海の島々への物資や観光客、負傷者の移送などにもつなげられるのでは」と実用化に期待を寄せた。併せて、2025年の大阪万博での公開を目指す考えも示した。

 同法人は、17年に倉敷市水島地区の経営者らで設立した研究会がことし3月に法人化。機体は昨年7月、約3千万円で購入。新型コロナウイルス感染拡大の影響で中国の操縦技術者が来日できず、岡山市内の飛行場で保管していた。今回、技術者の来日が認められ、国土交通省の許可の下、試験飛行が実現した。(谷本和久) 


  • 前の記事へ
  • 次の記事へ

 あなたにおすすめの記事

トピックスの最新記事
一覧