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住民ら独自のワクチン接種会場 広島市安佐北、認知症がある高齢者たちサポート

2021/6/4 21:05
接種会場となる「まちづくり四日市役場」で、打ち合わせをする国松さん(右)たち

接種会場となる「まちづくり四日市役場」で、打ち合わせをする国松さん(右)たち

 広島市安佐北区で、高齢者の新型コロナウイルスワクチンの接種率を高めようと、地域の住民と医療機関が連携して独自の接種会場を設ける準備を進めている。住民が会場の確保や予約手続きを担い、医師が出張して接種する。広島県健康福祉局によると、地域主導で接種場所を用意するのは県内では珍しいという。

 地元で暮らす高齢者介護施設「縁(えん)が和(わ)」(亀山南)の職員たちが発案。民生委員や、接種会場となる交流施設「まちづくり四日市役場」(亀山)を運営する一般社団法人などが協力し、長久堂(ちょうきゅうどう)野村病院(可部南)の医師と看護師が出張接種する。予約確認を担う住民たちが、認知症などがある高齢者の世帯などに接種を呼び掛けている。

 介護が必要な高齢者を中心に、接種の予約や会場までの移動などに不安を抱える声があることから、縁が和の職員たちが、提携医療機関の長久堂野村病院に相談して企画した。初回の17日は12人を受け入れる予定で、接種後に会場で副反応などの様子を見る。2回目は7月上旬以降の開催を計画している。

 縁が和を運営するNPO法人の理事長で、今回の企画に携わった国松浩司(ひろし)さん(58)=亀山南=は「ワクチンは感染防止の鍵なので接種のペースが上がればいいと考えた。同様の取り組みが他の地域にも広がればうれしい」と話している。縁が和Tel082(819)1752。(重田広志) 


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