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呉の市立学校、感染防止策と両立し運動会 無観客で59校実施済み

2021/6/5 21:20
無観客で行われた港町小の運動会。教員(右端)が動画を撮影した

無観客で行われた港町小の運動会。教員(右端)が動画を撮影した

 呉市の市立学校は新型コロナウイルス禍の中、2年ぶりとなる運動会を例年とは違った形で実施している。昨年は小中高全61校で中止としたが、市教委は今年、無観客を条件に開催を認めた。各校は種目を変更するなど工夫を凝らし、感染防止との両立に取り組んでいる。

 同市は5月が主な運動会シーズン。同28日に開催した港町小(海岸)では、接触機会の多い騎馬戦などは種目から外し、応援時のマスク着用を義務づけた。大声は禁止。開閉会式の入場行進も省略した。

 約220人の児童が、保護者のいない中で約2時間半、力を出し切った。6年吉田隼鷹(じゅんよう)さん(11)は「いつもとは違ったけど、みんなで協力してできてうれしかった」と喜んだ。観戦できなかった保護者のため、教員が撮影した動画を児童各自のタブレット端末で見られるようにする。

 他の学校も感染防止策を手探りで重ねた。学年ごとに開いた大規模校や、体育の授業を応用した学校もある。5月末までに市立の小中59校が実施し、安浦小は延期、呉高は6月の体育祭を中止し9月に代替行事を開くことにした。

 市教委は5月14日、広島県内に緊急事態宣言が出る見通しとなったのを受けて、開催する場合は無観客にするよう指示。一方、学校の規模に違いがあるため、具体的な形は延期・中止の判断を含めて各校に委ねた。港町小の永田久美子校長は「何が正解か分からない中、会議を重ね、考えつく限りの手を打った」と話す。

 芸南賀茂地区では、竹原市も無観客での実施や延期を各校が判断。東広島、江田島市は当面延期している。大崎上島町は中止し、授業参観などで披露の場を設ける方針という。(仁科裕成) 

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