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平和推進条例2〜5条の素案を維持 広島市議会会議決定(2021年5月21日掲載)

2021/5/21 15:00
広島市議会議事堂

広島市議会議事堂

 平和推進条例の制定を目指している広島市議会の政策立案検討会議は、条例の素案のうち「平和」の定義など第2〜5条について、素案の表現を見直さないと決めた。市議会棟で開いた会合での議論は、市民の役割を「市の平和の推進に関する施策に協力する」とする第5条に集中。修正を求める声が出たが、意見が一致せず、維持で決着した。

 第5条に対しては、1〜3月の意見公募などで、市民たちから「市の施策に異論を持つ場合もある」「義務として定めると思想の自由を侵害する」など、52件の声が寄せられた。

 このため会合では、市議の一人が、議論の多い「市の施策に協力する」との部分を削り、「市民は平和の推進に関する活動を行うよう努める」とする修正を提案した。多くの市議が賛同する意向を示した。

 一方で別の市議一人が「市民が市に協力するのは当たり前で、素案のままで良い」と主張した。検討会議は「意見が割れた場合は素案を維持する」と申し合わせており、表現を変えないことになった。

 前回の会合で他の市条例との整合性が課題となった第2条の「平和」の定義については、「矛盾しないと確認できた」として、素案のままとした。

 検討会議は今後も協議を続け、6月15日開会予定の市議会定例会への条例案の提案を目指す。(新山創)

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