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50万円「寄付せず使った」 克行被告から受領の今田・広島市議、県警聴取に公判証言翻す

2021/6/8 6:49

今田良治広島市議

 2019年7月の参院選広島選挙区の大規模買収事件で、元衆院議員の河井克行被告(58)=公選法違反罪で公判中=から現金50万円を受領した自民党の今田良治広島市議(74)=安佐北区=が広島県警の聴取に対し、同区のまちづくり団体に現金を寄付したとの公判証言を翻し「寄付しておらず、自分で使った」と話していることが7日、複数の捜査関係者への取材で分かった。公判で証人が虚偽の証言をした場合、偽証罪に問われる可能性がある。

 今田市議は20年11月に東京地裁であった克行被告の公判の証人尋問で、19年3月と同6月、自身の後援会事務所で克行被告から計50万円を受け取り、同12月に安佐北区内の二つの団体に全額寄付したと説明。別に50万円を用意し、克行被告の事務所に送ったと証言していた。これを受け、市民が公選法が禁じる選挙区内での寄付行為に当たるとして告発。県警が今年2月に受理し、捜査していた。

 捜査関係者によると、県警は複数回、今田市議を聴取。「寄付はしていない」と公判での証言をひっくり返した上で「生活費に充てた」と話したという。

 今田市議は7日、中国新聞の取材に対し「寄付する準備をしていたので、自分の中では寄付したという認識だった。(現金は)個人的に使った」と述べた。これまでの取材では「寄付先に迷惑が掛かる。団体名は墓場まで持って行く」などと話していた。

 県警は告発を踏まえ、今田市議を公選法違反(寄付行為の禁止)容疑で近く書類送検する方針を固めた。捜査関係者によると不起訴の公算が大きいとみられる。


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