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コロナ感染者の出た事業所、接触者以外も広く検査へ 広島県のPCR集中検査、任意で30〜50人

2021/6/8 22:35

 広島県は8日、新型コロナウイルスの感染を早期に抑え込むため、感染者の出た県内の事業所で幅広い人を対象にしたPCR検査を新たに始めると発表した。5月に中断した広島、福山両市の事業所向けのPCR集中検査では陽性率が0・08%にとどまり、手法を変えて再開する。併せて無症状者向けの無料検査では、会場を増やす対応を取る。

 湯崎英彦知事は記者会見で「事業所をターゲットにするという基本的な考え方は変わらないが、より効果が高いと期待する方法に変更する」と説明した。直近1週間の新規感染者数(人口10万人当たり)が県の警戒基準値である4人を早く下回るのを目指すという。

 再開後の集中検査は、14日以降に感染者が判明した県内の事業所を対象とする。濃厚接触者や接触者に当たらないとして保健所が検査の対象にしないと判断した人の中から、30〜50人に任意で検査を受けてもらい、保健所が把握しきれない感染者の捕捉を目指す。

 検査は、県が事業所に容器を配り、検体の唾液を入れてもらって回収する仕組みとする。7月13日までの30日間で1日20事業所、計1万8千〜3万件を調べ、陽性率は0・5%を想定している。

 県は当初、広島、福山両市の従業員10人以上の全事業所を対象にした集中検査を打ち出した。5月6〜31日に計7万5451人が受検。陽性者は64人で、陽性率は見込んだ0・3%を下回った。感染者の急増に伴って検査能力が切迫し、予約は5月中旬で停止した。

 また、無症状者向けの無料検査として、6月14日から三原市役所にPCRセンターを開く。ほかのセンターと異なり、検査容器を配布して後日、持参してもらう。同様に検査容器を配る臨時スポットは14日、JR広島駅(広島市南区)の北口と中央新天地集会所(中区)を追加する。集中検査分を合わせて、県内で1日当たり6500件の検査能力を確保したとしている。(宮野史康) 

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