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唯一の出産対応病院に補助 三原市、機器購入や医師確保へ

2021/6/11 21:50
三原市内で唯一出産に対応する医療機関になった興生総合病院

三原市内で唯一出産に対応する医療機関になった興生総合病院

 三原市内で出産に対応する医療機関が本年度から興生総合病院(円一町)だけとなり、市は同病院の運営支援に乗り出す。関連の医療機器の購入や医師確保に必要な費用を補助し、地元で産み育てられる環境の維持を目指す。

 機器購入費の補助は、内診台や保育器、ベッドサイドモニター、保温機能付き体重計などが対象。人件費は、出産を担当する非常勤の医師たちを想定する。いずれも1件ずつ経費の半額を補助し、機器購入費と人件費ともそれぞれ総額1千万円を上限とする。

 市は開会中の市議会定例会に提案した2021年度一般会計補正予算案に、病院からの聞き取りを基に21年度分として約1800万円を盛り込んだ。

 市などによると、出産できる市内の医療機関は08年には5カ所あった。17年に興生総合病院を含む2カ所になり、もう一つの診療所が4月1日、広島県東部保健所(尾道市)に診療の休止を届け出たという。

 同病院の産婦人科は常勤医師2人、非常勤医師5人、看護師13人、助産師10人、26床の体制。20年度の出産は408件だった。三原市によると、近年は市内の出産の6割を受け入れてきた。市保健福祉課は「専用機器は高額で、更新するにはサポートが必要。三原の出産体制を守りたい」とする。(川崎崇史)



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