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広島市がワクチン大規模接種開始 2会場の利用26%【動画】

2021/6/12 22:58

予約が少なく会場の半分しか使わなかった広島県立総合体育館=12日午後2時(撮影・藤井康正)

 新型コロナウイルスの高齢者向けワクチン接種で、広島市は12日、広島県立総合体育館(中区)と広島サンプラザ(西区)の2カ所で大規模接種を始めた。計3598人の接種枠に対して、利用した高齢者は26・2%の944人にとどまった。接種にほっとする声が上がる一方、低調な利用の改善を求める意見も出た。

 県立総合体育館は医療従事者約70人が2028人に対応する体制を整えたが、2割の395人しか埋まらなかった。会場の半分は使わず、高齢者はパーティションで仕切られた部屋での医師の予診後、歯科医師や看護師から接種を受けた。

 中区の竹内利之さん(78)は「友人と接する機会に備えてなるべく早く受けたかったので、良かった」と胸をなで下ろした。付き添った妻の不二江さん(73)は「一緒に受けたかった。働く世代にも早く接種してあげてほしい」と求めた。

 広島大病院(南区)が45人体制で1570人の枠を設けた広島サンプラザも、来場者は3割強の549人にとどまった。高齢者が間隔を空けて椅子に座り、看護師が巡回して注射した。

 両会場とも午後の予約が特に低調で、午前の接種開始直後を除いて空きが目立った。13日は両会場で計3310人の枠を用意しているが、12日午後5時現在の予約数は11・2%の371人にとどまっている。

 市はこの日、2カ所に加えて集団接種会場4カ所も新たに開いた。対象年齢は10日、それまでの80歳以上から75歳以上へ広げたが、接種券を未発送の74歳以下は受け付けていない。(余村泰樹、江頭香暖) 

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