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ワクチン接種券送付、十分に進まず 予約低調の最大要因に

2021/6/12 23:00

 広島市で12日に始まった新型コロナウイルスワクチンの高齢者向け大規模接種は、予約が接種枠の4分の1にとどまり、会場に空きが目立った。利用に必要な接種券の送付が十分には進んでいないのが、低調な予約の最大の要因となった。市は発送スケジュールを当初と比べて前倒ししたが、これ以上早めるのは難しいとの認識を示している。

 市は5月10日に80歳以上(約10万4千人)へ、今月4日に75〜79歳(約6万3千人)へ接種券を送ったが、高齢者全体(約32万人)の半数にとどまる。今後は、14日に70〜74歳(約8万5千人)へ、21日に65〜69歳(約6万5千人)へ発送すると計画している。

 この日、大規模接種会場を訪れた市民からは、接種券の発送を早め、対象年齢を拡大すべきだとの声が多く聞かれた。

 市は2日、高齢者への接種券の発送を5月10日に公表した当初と比べて最大で1カ月半、前倒しした。ただ、さらに早めるのは難しいとする。市健康推進課は「人口が多く、印刷や封入にどうしても時間がかかる」と説明。集団接種の予約開始の前倒しを探っているほか、大規模接種会場の周知を図るとしている。

 大規模接種を巡っては、広島県が福山市に設けた会場でも当初、予約が低調だった。対象を65歳以上に広げた今月10日以降は劇的に改善し、13〜17日は1日1800人の接種枠がほぼ埋まっている。(余村泰樹) 

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