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GW中の宮島の観光客、どこの地域から? 人流データから分析

2021/6/14 7:45

緊急事態宣言後、日曜でも人のまばらな宮島(5月23日午後)

 新型コロナウイルス禍による人出減に苦しむ広島県の観光地。ただ、今年のゴールデンウイーク(GW)は昨年に比べやや観光客が戻っていたようだ。探ってみると緊急事態宣言が出ていた自治体を含む地域から訪れていた。宮島(廿日市市)に実際、どの地域から人が訪れていたか調べた。

【グラフ】GWと緊急事態宣言後に宮島を訪れた人の居住地

 緊急事態宣言はまず4月25日に東京、京都、大阪、兵庫の4都府県で出された。しかし、北海道、岡山県に加え広島県が追加されたのは約3週間たった5月16日から。その空白期間にGWがあった。

 KDDIがスマートフォンの位置情報から集計したデータによると、コロナ禍前の2019年のGW(4月27日〜5月6日)は1日平均で推計約1万5千人が宮島を訪れていた。そのうち広島県内からの客は16・6%。関東からは18・7%、関西も17・8%を占めており、平常時の宮島は地元含めて全国から人気を集めていたことが分かる。

 今年のGW(4月29日〜5月5日)に宮島を訪れた人は1日平均で推計約3700人。緊急事態宣言が出ていた昨年のGW(4月29日〜5月6日)の7倍強だった。そのうち県外からは半数強の約2千人を占める。

 さらに訪問者の居住地域別に詳しく分析すると、広島県内(45・9%)に次いで多かったのは関東で、全体の15・8%だった。続いて九州・沖縄で11%、関西の10・9%となった。広島以外の中国地方4県は計6・7%止まりだった。

 一方で、5月16日に広島県で緊急事態宣言が発令された後の土日曜(22、23日)をみると、全体数は推計約千人と大幅に減った。そのうち関東からは6・9%、関西も7・8%。宣言によって遠方からの観光客は足が遠のく結果となった。

 宮島観光協会によると、16日から宮島水族館と宮島歴史民俗資料館は休館しており、飲食店もほとんどが休業中。土産店も7〜8割は閉まっているという。(服部良祐)
 

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  • 緊急事態宣言発令後、休業する店が相次ぐ宮島(5月23日午前)
  • 緊急事態宣言発令後、宮島水族館は休業中(5月23日午前)

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