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ドリルで穴開け薬剤注入か 山口県光の峨嵋山樹林損傷

2021/6/16 20:59

ドリルで穴を開けられた峨嵋山樹林の樹木=10日(山口県提供)

 光市の室積公園にある国の天然記念物の峨嵋山(がびさん)樹林で200本余りの木が傷つけられた問題で、ドリルで開けた穴に何らかの薬剤が注入されていたことが16日、分かった。多数の木が枯れる原因になった可能性がある。

【関連】ドリルで穴、のこぎりで切り込み… 光の国天然記念物「峨嵋山樹林」計207本被害

 山口県自然保護課によると、被害があった207本のうち54本にドリルで直径約1・5センチの穴が開けられていた。一部の穴の周りは変色し、薬剤が入れられた形跡があったという。大半が枯死した。

 県樹木医会の草野隆司事務局長は「ドリルの穴だけで木は枯れない。除草剤などが使われたかもしれず、悪質な手口だ」と指摘する。

 光署は文化財保護法違反の疑いで捜査している。2012年には四国地方などの神社のご神木を何者かが枯らす事件があった。大木を高値で売る狙いだったとみられるが、今回の峨嵋山樹林で傷つけられたのはヤマモモやスダジイなど。草野事務局長は「利用価値が低い雑木ばかり。本当に心を痛める事件だ」と話した。(川上裕)


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