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マツダ株主総会、中期計画の見直し表明 需要回復「見通し不透明」(2020年6月24日掲載)

2020/6/24 22:39
総会会場のマツダ本社に入る株主(撮影・山崎亮)

総会会場のマツダ本社に入る株主(撮影・山崎亮)

 マツダは24日、広島県府中町の本社で株主総会を開いた。丸本明社長は、新型コロナウイルスの感染拡大で低迷する自動車需要の回復について「見通しは極めて不透明」と述べ、2025年3月期に世界販売180万台を目指す中期経営計画(中計)を見直す考えを表明した。詳細は20年4〜6月期連結業績の発表時に、21年3月期の業績予想と併せて明らかにする。

 中計は昨年11月に発表したばかりだった。丸本社長は冒頭の事業報告で「需要が戻るには3年かかる予測もある。中計も向こう1、2年は厳しく見ざるを得ない」と説明。販売台数や売上高約4兆5千億円の目標に関し、規模やタイミングを見直す意向を明言した。

 丸本社長が新型コロナの影響に言及するのは初めて。「あらゆる費用を効率化する。前年度に実現した販売の質の改善を維持し、台数の成長と両立させる」と述べた。研究開発や設備投資は「将来のため、効率を追求し実行する」と継続する姿勢を強調した。

 マツダは感染防止策に取り組んだ上で総会を開いた。株主には事前の議決権行使を促し、出席者は80人と記録が残る1998年以降で最少だった。開催時間は27分で、質問は3問だった。昨年は387人が出席し、1時間53分だった。会場も座席を減らして間隔を空けた。

 出席した広島市佐伯区の会社員男性(30)は「役員の表情や説明ぶりを見て、決意を知りたかった。業績予想の説明をもう少ししてほしかった」。大津市の税理士男性(73)は「いち早く回復した中国市場を開拓してほしい。マツダの車なら売れるし、利益が出せる」と期待を込めた。

 通期の業績予想は現時点で「未定」。4〜6月期業績は7月末から8月初めにかけて発表する見通し。(井上龍太郎、東谷和平) 

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