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山口県、ワクチン集団接種の予約低調 岩国1%、余剰の活用探る

2021/6/23 21:05

 山口県が26日から土、日曜に県内3カ所に開設する新型コロナウイルスワクチンの集団接種会場の予約が低調だ。26、27両日の県東部会場の県岩国総合庁舎(岩国市)では計千人の定員に対し、22日までの予約はわずか1%の10人。各市町は余ったワクチンの有効活用に向けた対応を急いでいる。

【中国地方のワクチン接種人数】


 県東部会場で、岩国市に割り当てられた定員は2日間で900人。市は65歳以上の高齢者を対象に15日から専用ウェブサイトで予約を受け付けたが、22日までの申し込みは10人にとどまった。

 市ワクチン接種対策室は「市内の医療機関などで既に接種の予約をしている人がほとんど。周知も十分でなかった」とする。市は余剰分を無駄にしないため、接種の優先順位を24日にも示す方向で調整している。

 同会場での接種希望100人を募った周防大島町には申し込みがゼロだった。広報誌に載せる時間がなく防災無線や町ホームページで周知したが、反応はなかった。町健康増進課は「高齢者は移動手段がない人も多い。車で1時間以上かかる岩国まで行って接種を希望する人は少ない」との見方を示す。

 県庁を会場とする県央部の集団接種も26、27両日の計千人の定員に対し、予約は110人だった。このうち山口市の460人分について、同市は高齢者を対象に予約を募ったが、申し込みは27人だった。市は急きょ高齢者施設や幼稚園などの職員に声を掛け、余剰分をほぼ埋めたという。

 一方、高齢者に限定せずに18歳以上の市民を幅広く対象とした美祢市は県央部会場の80人枠のうち77人が予約で埋まった。

 県感染症対策室は「県はより多く接種機会を提供するというスタンス。まだ接種を受けられていない県民は多く、市町でバランスを取って接種対象者を決めてほしい」としている。(永山啓一、柳本真宏、中川晃平) 

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