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生徒自ら「自己PR書」 広島県教委が公立高入試改革素案

2021/6/29 10:44

 広島県教委は13日、公立高の入試改革の素案を、県庁であった県教育委員会議に示した。中学校がまとめる調査書(内申書)のうちスポーツ活動などを記録する項目をなくし、代わりに生徒自身が「自己PR書」を作る。推薦入試(選抜I)を廃止して一般入試(選抜II)と統合し、全ての受験生に面接を実施する。

 県教委の想定では、素案のうち内申書の見直しを、現在の中学2年生が受験する2021年春から先行して実施する。現在の入試制度となった01年春以来、20年ぶりの大改革となる。

 内申書の見直しでは、内容を「名前」「性別」「中学2、3年の教科学習の記録(内申点)」の3項目に縮小する。スポーツや文化、ボランティア、生徒会など生徒の特色ある活動を記録する項目は削除する。

 代わりに生徒が自己PR書を書く取り組みを始める。中学生活で頑張ってきたことや、高校で学びたいことをまとめる。受験では各高校が、自己PR書を活用した面接を全員に実施し、合否に反映させる。

 選抜Iと選抜IIの一本化は、1年遅れて現在の中学1年生が受験する22年春からを見込む。受験生や保護者に十分な周知期間を設ける必要があると判断した。

 県教委は18日から、素案について県民に広く意見を募る。10月17日までで、年内をめどに詳しい制度をまとめる。平川理恵教育長はこの日の記者会見で「あくまで素案で、変更はあり得る。子どもたちを含めて、多くの意見を寄せてほしい」と呼び掛けた。(久保友美恵)

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